2010年06月05日

幼苗水槽を遮光しました。

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6月に入って幼苗に日焼け死者が出たので、遅まきながら1mm厚の発泡ウレタンシートで遮光しました。(不思議なことに死者は、全員班なし。軽症者も全員班なしで、斑入りは全員正常。直径3mmしか無い斑入りの3cm隣で、直径1cm以上の班なしが複数死亡しています。)

網目タイプの寒冷紗と違って、サボテンをガラス面にピッタリ付けて置いても網目から入った直射日光で焼ける心配は無いので、狭いスペースを有効に使えます。

ウレタンシートが無い場合は、新聞紙でもOKですが風雨で破けるので注意が必要です。また、遮光材を水槽内部に張ると水槽内の気温上昇を招くので、同じく注意が必要です。
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2010年05月12日

(再掲)私のサボテン実生環境

5月半ばに入り、気温もサボテンの実生に丁度良い頃合となり、播種も大詰めを迎えている頃かと思います。
前回、私のサボテン栽培環境を掲載したところ、コメント欄に書き込みこそは殆どありませんが、アクセス数の多さと他の通信手段での反響は大きいものがありました。

そこで、今回は私の実生環境を再度掲載したいと思います。
サボテンの実生は、用土の準備、腰水と蓋の出来る環境の準備となかなか最初は手間がかかるものです。
出版されている文献にも

浅い鉢に、殺菌消毒した目の細かい実生用土を入れ、鉢受けに水を溜めてガラス板で蓋をする。

などと、非常に手間のかかりそうな方法が、図解入りで解説されている状態です。もっと、手軽な実生方法は無いのか?と皆さん食品のプラスチックのトレーなどを加工したりと、苦労の後がうかがえます。

そこで、何か良いものは無いか?と考え、これならいけるのでは、と自身で1年間実践してみたところ、上手くかつ手軽に行うことが出来ましたので、紹介します。まずは用土の準備ですが、これはホームセンターで売っている芝の目土が最適です。

ただし、芝の目土でも肥料配合済みのものは避け、微粒の赤玉土のみの無肥料のものをお勧めします。
袋に書かれている配合表を良く確認されてから、入手してください。

次に容器の準備ですが、この容器が100円ショップで売っているところがあります。(写真のは、ダイソーで売られていたものです。)

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この容器は、本来は電子レンジで蒸し物が出来るという、容器です。構造は、2重になっていて内側の容器(オレンジ)には細いスリットが入っている単純な構造ですが、このスリットのおかげで外側の容器に少量の水を入れてから内側の容器をセットすると簡単に腰水ができます。

しかも、耐熱容器なのでお湯を入れて、土中の殺虫殺菌⇒冷めたらそのまま蒔くこともできます。ご家庭の事情もあるかとは思いますが、用土全体を湿らせてから電子レンジに2分ほど入れて、加熱殺菌もできます。

もともと蓋が付いている容器なので、蓋をすることによりサボテンの発芽に必要な高湿度を保つこともできますし、発芽が始まって大体の芽が出揃ったところで、通気をするにも蓋をずらすか、思い切って開けっ放しにするだけです。

形状も四角なので、スペースも有効に使えて、お値段は1個100円です。この容器一つで、比較的種の大きい兜類で間隔広めで50粒、ばら蒔きで120粒程度は蒔けると思います。

なお、スチールラック等で置き場所を整理される方は、丁度幅60cm×奥35cmのラック1段で、容器6個を余裕を持って置ける大きさです。

さらに同じ100円ショップの園芸コーナーで売っている

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のような、容器に水を入れて押すとノズルの先から出てくる注水ボトルを1つ買っておくと、腰水の継ぎ足しにいちいち内側の容器を持ち上げて注がなくても、画像のように継ぎ足せます。

良く紹介されている実生方法は、発芽後腰水を止めるのですが、実生数ヶ月〜1年はもともと水分を多めに与えるので、容器の底に2,3mm程度の水が溜ったりなくなったりしている程度であれば、生育に問題はありませんでした。

無肥料用土での実生後、サボテン用土に植え替える人は、容器の使用はそれで終わりですが、私のように面倒臭がりの人は追肥をすることも出来ます。

やり方は、内側の容器をそっと持ち上げて外した後、マグアンプKの小粒などの細かい緩行性肥料を、ひとつまみ外側容器に入れてから内側容器を戻すだけです。この容器の水分吸い上げは、思ったより良好で、腰水が無くなるまで綺麗に吸い上げてくれます。

数ヶ月経って、苗が安定してきたら、先に紹介した水槽環境で新聞紙遮光でビニール全開放の環境で10月中旬まで育成後、底面吸水と新聞紙遮光を中止して、霧吹き吸水とパタパタ換気で越冬することができました(関東南部での実績です。以北の方は、保温越冬策を別途考えてください。)

長々と書いてしまいましたが、用土と容器が揃ってしまえば割と手軽に手順を踏むことが出来るのではないでしょうか?
最後に、毎度の事ですが良く文章を読んでいただいた上で、完全自己責任でお願いします。

また、確実なサボテンの実生・生育をお約束するものでは、ありません。あしからず。
posted by フォル at 21:30| Comment(4) | TrackBack(0) | サボテンの栽培環境

2010年05月07日

私のサボテン栽培環境

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標準型水槽を横倒しにし、開口部に2mm厚のビニールシートを上面だけ防水テープで止めて、蓋をしたもの。たったこれだけ。
ガラス張りの水槽って高いんじゃ!?ってイメージがあるかもしれないが、決してそんなことは無いです。これなんかどうでしょう。

時期や為替レート、原料価格により変動しますが、1つ1500円で2つ目は990円で買ってしまいました。また、本来の用途と違って柱などにぶつけて角が欠けて使えなくなった水槽も転用できます。


注意点は、蓋はできるだけ、強めの風にはパタパタと音を立てて開いたり、閉じたりするよう心がけること。


これだけ。あとは、サボテン栽培にて一般的に言われている水やりと、日照を満たせればよいのです。これだけで、大部分のサボテンは、軒下出しっぱなしに比べて見違えるように変わります。

画像には、ファンが写っていますが、これは上記条件を満たせなかった為取り付けたものです。条件が、ファジィ過ぎるという方に加減を見極める点を言うと、


日中土中や植物から蒸散した水分が、朝方に水槽上面に水滴となることがありますが、これが1日以内に蒸発して無くなること


です。
いつまでも、水分が残っているようだと密閉しすぎで急激な温度上昇による障害や、残った水が土中に還元されて根腐れを招きます。

では、加減良く蓋をバタつかせるにはどうすれば良いか?
それは、


蓋をするビニールシートの丈の長さを調節すること。
短くしすぎて、風によって内側に折れ込まないようにすること。
水槽全体を開口部側に僅かに傾斜させること。(+2度程度目安)



長さや傾斜で隙間の開く度合いが異なり、それにより自然風によるバタつきが得られます。これにより、


緩やかな温度変化と適度な水分蒸散効果が得られます。


なお、その他の管理方法ですが、

日光の強い時期は、新聞紙をガラス外面に張って遮光と、ビニールシートを捲り上げて完全通風。

冬季は日が落ちたらなるべく早めに毛布などの断熱材で包むか、室内に移動する。

これを遵守すること。もっともこれは、一般的に言われている管理方法と共通でもあるので、この方法特有のものではありません。


開口部の下部1.5cmくらいを防水テープを使って堤防を造り、底面に使い古した赤玉土小粒を敷き詰め、その上に鉢を置き、水遣り時に底面の赤玉土がひたひたになるくらいに水を注入し、各鉢には底面吸水という工夫をすることもできます。

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Astrophytum myriostigma v. nudum
和名は、紅葉碧瑠璃鸞鳳玉。冬〜初夏に入るこの時期まで、この色合いを維持しています。(通常は、稜だけ紅葉)

サボテンを元気良く育てたいけど、大型フレームを作るスペースが無かったり、フレーム作成の手間が面倒という方、熟読し充分理解の上、ご自分の全責任において試してみてください。

また、サボテンの確実な生育を約束するものでは、ありません。あしからず。
posted by フォル at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | サボテンの栽培環境