2010年06月04日

鶴巣丸が焼けちゃった。

IMGP0412.JPG
Thelocactus nidulans メキシコ北部原産。

錦じゃないですよ?(泣)
弱光多湿で造られたものをイキナリ直射日光に当てたわけでも無いです。冬からずっと、直射日光で育ててきましたが、ここに来て温度と通風具合の見極めを誤りました。直径15cm超の大球だけに、ちょっと心が折れました。

あ、水槽栽培で大事な事を書くの忘れてましたね。


水槽栽培では、綺麗に造り込むのは

最初から期待しないこと。



本格的な温室で様々な要件が整わない限り、綺麗に大球を造り込むのは無理です。水槽栽培は、少ないスペースで原生地環境に近づけて成長を促す点だけを追求したものだからです。

とはいえ、鶴巣丸を焼いたのコレが最初じゃないんですよね。同じ過ちを繰り返してしまったのが情けないです。
ついでだから、サボテンの日焼けについて私の意見を色々書いてみましょう。


1.白く粉を吹いている種は、濃緑の種より日焼けしにくい?
⇒私の意見は、NO。同条件下ではむしろ、鶴巣丸は海王丸より容易に日焼けする

2.日焼けの原因は、光が強すぎるから?
⇒私の意見は、光の強さは二の次。たとえ、真冬であろうと焼くのは実に簡単。日照の下、密閉空間に置かれればほぼ確実に焼ける。
焼けないようにするには、@通風 A表面温度 B健全な水分状態 これらを勘案した上で、C光量の変化量 だと思う。
何故なら、@〜Bの不良は細胞の代謝不良を起こし、細胞を破壊するのに対し、Cのみの不良は葉緑素の破壊を起こすだけだから、思うからです。

3.斑入りは、日焼けしやすい?
⇒私の意見は、NO。むしろ、班なしの方が焼けやすい。
全ての植物には、進化の過程で斑入り遺伝子が組み込まれている。これは、より強光環境下でも進化して生き残りを果たす為のものだが、通常は必要無いため封印されている。班入りになったものはコレが何らかの原因で封印が解けたもの。決して、遺伝子の欠陥ではない。
よって、強光条件では斑入りの方が生存率が高い。


まだ、色々ありますがもっと意見を聞きたい方は、@folgornでTwitterやってますのでつぶやきお願いします。
posted by フォル at 22:24| Comment(3) | TrackBack(0) | サボテン
この記事へのコメント
白く見えてる所が焼けたところですね。
一見斑入りにみえますが(笑)、すみません。
温度と通風具合の見極めですか!
ならこれから夏に向かってもっと温度が上がるわけですから、それに伴って何時も都合のいい通風が得られるものでないと思いますから、遮光するしかないかしら?
Posted by sae at 2010年06月04日 22:57
 植物のストレスというのは、基本的に3つでね。光ストレス、温度ストレス、水ストレス。
 日焼けは、光が強すぎるという(強)光ストレスを原因とするね。だけど、一番の問題は、(強)光ストレスがあるとき、過剰な光エネルギーを熱エネルギーに変換して発散する非光化学消光のメカニズムが働くんだ。
 通風がわるいというのは、この熱を発散することができないからであって、だから、光が強く、通風が悪くて熱を発散できない環境では、まともにストレスをくらって組織が破壊されて日焼けが起きるというメカニズムだと思う。だから、通風と表面温度はほぼ同じ意味かな。
 もうひとつ、過剰な光によって活性酸素が増えるとそれによって細胞組織が破壊されてしまう。このため、そうさせないためにも自らの葉緑体を減らすという反応がおきることがある。軽い日焼け?葉が白っぽくなるという反応。まあ、「斑入り」がそういう意味があって、その使命があるかどうかは分かんないけど、そういわれればそうかなって思う。
Posted by ぱんさ at 2010年06月04日 23:32
>saeさん

写真の写り具合にもよるのですが、焼いた直後の状態なので斑入りのようにも見えますね。この部分だけ組織が死んでしまっているので、少し柔らかくなっています。(緑の部分は堅いです)
暫くたつと水分が抜けて皺が出るので、本当痛々しい姿になります。

夏に焼けないようにするのに、一番手軽で確実なのは遮光か、建物の東側のジメジメしていない壁際に移動ですね。


>ぱんささん

植物の環境ストレスの解説ありがとうございます。NPSによる熱放射よりも、赤外線域光による輻射熱の方が、比較にならない位熱量が大きいと思っていたので、完全に見落としていました。
通常の植物での日焼けは、ぱんささんの解説の通りだと思うのですが、玉サボテンは極度に表面積の縮小に特化した結果、光合成部位の熱放射量も極度に低下しているため、温度ストレスを、『赤外線域光以外の』光ストレスより重視しなければならないと、思っています。また、温度ストレス≒赤外線域光ストレスとなりますね。(言葉足らずで申し訳ないです。)

次に『赤外線域光以外の』光ストレス自体についてですが、回帰線に挟まれた地域にある原産地の方が、日本に比べて高エネルギーであり、サボテンの活性酸素種の消去系は、より発達していると思っています。
しかし、温度ストレスによって消去系に障害が起こった場合、光ストレスによる組織破壊の可能性は、十分考えられます。ゆえに、光が当たったときにだけ起こる、日焼けという現象になるのだと思います。

以上の事から、日焼けを防ぐ上で遮光は、容易かつ有効な方法であることになりますが、日焼けの原因が強光であるという点については、真冬の日焼け事例もあることなので、疑問符なのです。
Posted by フォル at 2010年06月05日 16:00
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