2010年07月04日

接木の糸の巻き方

IMGP0450.JPG

接木後、10日程して糸を外した状態です。夜間にエアコンを入れて湿度を下げる部屋に置いたので、切り口の乾燥も早く膜が張ってカルスも形成されてきたようです。竜神木からの水分が多い状態では、こう早くは膜が張りません。
今のところ緋牡丹も萎れている様子が無いので、どうやらくっついたみたいですね。

さて、接木する上での悩みの一つに糸が上手く巻けないという人も多いのではないかと思います。そこで今回は、しつけ糸を使った巻き方を紹介します。しつけ糸以外では、この巻き方は出来ませんので、必ずしつけ糸を用意してください。

IMGP0452.JPG

まずは、糸巻きに巻いてあるしつけ糸を写真のように、竜神木の胴体にぐるぐると数周巻きつけ、片端を固定します。これだけで、しつけ糸ならば、糸が固定されます。写真中央下が糸の端で、右の画面外へは糸巻きへ向かって伸びている糸です。

IMGP0455.JPG

糸巻きへ続く側の糸を持って、接ぎ穂と竜神木が植わっている鉢ごと、3周ほど糸を巻きつけます。右下へ伸びている糸は、糸巻きへ向かっている糸です。

IMGP0456.JPG

巻きつける角度を変えて、同じように糸巻き側の糸を持って3周づつ巻いて行きます。写真の例では、およそ60度の角度をつけて3方向から巻いています。

IMGP0457.JPG

均等に糸を巻き終えたら、最後に糸が張るように中央あたりで、数週巻きつけてから、糸を切ります。写真は、巻きつけた後に糸を切る前の状態です。左下に向かっている糸が、糸巻きへの糸です。

今回は、鉢植えのままで行いましたが、ちょうどよいサイズで切断した台木に接ぐ、上げ接ぎと呼ばれる方法でも、同じ様に糸を巻くことが出来ます。最後の糸を張るために、数周巻きつける位置が中央ではなく、台木と接ぎ穂を合わせた位置あたりになるだけです。

これから、接ぎを行ってみようと考えられている方の参考になれば、幸いです。
posted by フォル at 21:13| Comment(2) | TrackBack(0) | サボテンの接木方法